見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引き付ける魅力はない。 人もまた、いくら実力があっても傲慢で鼻持ちならない人に人間的魅力はない。 まず自分を創ること、自分という人間を立派に仕上げること。そして徳の香る人になること。 先哲がその生涯を通して語っていることは、その一点に凝縮される。
藤尾 秀昭(致知出版社編集長)