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2014.5.9 町道の拡幅工事のため、切土を行っていたところ、地すべり現象が発生したため、大型どのうによる抑え盛土が施工されていました。当工事では、この地すべりを抑止しながら、道路の拡幅工事を行うため、受圧板とアンカー工を交互に行いながら切土の施工を行う、逆巻き工法と呼ばれる工法による施工を行いました。 2014.11.19 工事を着手するにあたり、工事期間に地すべりが発生した際、法面下方の住民の方に危険を知らせる必要があり、自動地盤伸縮計、警報装置を設置し、万が一の場合に備えました。
写真は、上段の受圧板工・アンカー工が完了して、ロータリーパーカッションによる下段法面の削孔作業を行っているところです。 2014.12.24 受圧板工・アンカー工が完了後、のり表面の浸食防止を図るため、張コンクリート工を施工し、工事は完成しました。
期間中、法面上方に設置した、パイプ式歪計・地盤伸縮計を観測しながら施工を行った結果、無事になにごともなく工事を完成させることができました。
町道桑ノ木線道路改良工事(法面工)
■工事概要
■着工前
■施工中
■完成
長崎県東彼杵郡波佐見町の山間部を通る町道の拡幅工事です。
地すべりによって、現況の道路が隆起してきていて、法面下方の民家はかなり危険な状態でした。
この不安定な斜面をアンカー工で抑えながら、施工を行いました。