夏目漱石が、弟子の芥川龍之介に言った言葉

世の中は根気の前に頭を下げることを知っています。
火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。
だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい。

さあ、やるぞ、と心を奮い立たせるのが「発心」である。やると心に決めたことを実行するのが「決心」である。そして、その決心をやり続けるのが「持続心」である。
小さな努力をコツコツと、久しく積み重ねること。これこそが自己を偉大な高みに押し上げていく唯一の道なのである。

 月刊「致知」より抜粋