摂生の七養あり。これ守るべし。
一には、言をすくなくして、内気を養う。
二には、色慾戒めて、精気を養う。
三には、滋味薄くして、血気を養う。
四には、津液(しんえき)をのんで、臓器を養う。
五には、怒りをおさえて、肝気を養う。
六には、飲食を節にして、胃気を養う。
七には、思慮を少なくして、心気を養う。

      貝原益軒(江戸 前・中期の儒学者)

※津液=唾液(よく噛んで唾液を出すこと)
※思慮=思い煩うこと