挫折や失敗をすることは、しんどいし、出来るだけ避けたいけれど、恐らくほとんどの人が、人生のどこかで、それを経験する。
いくら避けようとしても、必ずなにがしかのものは、やってくる。
だから来た時に、“これはこれで肥やしになる”と思えばいいんですよ。
福島智(1962年12月25日生まれ・東大教授)
(世界で初めて常勤の大学教授となった全盲ろう者)
福島氏は、生後5ヶ月で眼病を患い、3歳で右目、9歳で左目を失明。18歳の時、突発性難聴で失聴し、全盲ろう者となりました。18歳までの音の記憶が残っており、自分の声を聞くことは出来ませんが、よどみなく発話することが出来、実際に講義や講演も発話で行っています。
母親が考案した指点字を使って、会話とコミュニケーションをはかっていますが、この指点字は、全国の盲ろう者に広く知られ、盲ろう者のコミュニケーション手段の新たな選択肢となっております。