1、われ、事において後悔せず 1、善悪に他をねたむ心なし 1、一生のあいだ、よくしんおもわず 1、こころつねに道を離れず 1、身をすてでも名利はすてず 1、神仏を尊んで、神仏をたのまず
宮本武蔵「独行道」より抜粋
自分は何事においても後悔はしない。 良きにつけ悪しきにつけ、他をねたまず、むさぼる心を起こさず、心は常におのれの生きる道、目指すべき道をはなれない。たとえ命を捨ててでも、名誉、尊厳をすてず、神仏を敬いはするが、たのんだりはしない。