人間の命は 私物ではなく 天地のものだから つつしんで よく養いて そこなひやぶらず 天年を長く保つべし
貝原益軒 “養生訓”より
貝原益軒は、1630年(江戸中期)に生まれ、85歳まで生きましたから、当時としてはかなり長命です。若い頃から思想・学問に打ち込んだ人で、生涯200冊を超える著作を残していますが、81歳の時に書いた「楽訓」、84歳(亡くなる前の年)に書いた「養生訓」が有名です。