人は生きてきたように死んでいく。周りに感謝をして生きてこられた人は、我々にも感謝をして亡くなるし、不平ばかり言って生きてきた人は不平ばかり言って亡くなっていく。
柏木 哲夫(医学博士/ホスピス財団理事長)
柏木氏は大阪の淀川キリスト教病院で日本初のホスピスプログラムをスタートさせた人。上記の言葉は20年以上をかけ、2500人を看取ってきた柏木氏の実感です。「感謝というのは、とても重要なキーワードだと思うんです。
家族に対して周りの人たちに対して『ありがとう』と言いながら、そして自分も相手から『ありがとう』と言ってもらいながら生を全う出来るのも、よき生だと思うんです。そういう生を全うする人を、私は人生の実力者と呼んでいるんです。
(月刊到知より)