僕はね、いま悲しんで泣いているより、これから先、どういうふうに生きていったらいいかを考える方が大事だと思っているんだよ。

福島智(東大教授)

全盲ろう者として初の東大教授に就任し、現在幅広く活躍されている福島 智氏が9歳で失明したときに、泣いてばかりいると聞いたおじいちゃんに、病院から電話をかけていった言葉。
福島 智氏は、3歳で右目、9歳で左目を失明し、更には14歳で右耳が聞こえなくなり、18歳で左の耳も完全に聞こえなくなりました。何日も何日も苦しみ、考えに考えて、頭が透明になった時に「本当の神があるのなら、僕をこのようにしたからには、何か大きな意味があって、何かを託しておられるに違いない」との結論に達し、苦難を乗り越えて、現在にいたったとの事。