幼な子が  友達をたたいて  叱られている
ぐずぐずもじもじ  ごめんなさいが  なかなか言えない
たたかれた子が  じっと見ていて  「いいよ」と言った
するとたたいた子も  「ごめんなさい」と
風が  くるくるっと  はなまるを描いた

   清水 恭子(京都府)  = 産経新聞 “朝の詩(うた)”より=